ドラムサークル
打楽器を思い思いに叩いていると、自然と音楽になっている!?
それがドラムサークル。
文字通り「ドラム=太鼓」を「サークル=輪」になって演奏する。
使う楽器は打楽器なら何でもあり。
今流行りの「ジャンベ」から「和太鼓」から
タンバリン・カスタネット・トライアングル・・・おもちゃの太鼓・・・
中にはペットボトルや段ボールを叩く人も。
ドラムサークルは「ドラムのたたき方」を習うところでもなければ
決まった音楽を楽譜通り演奏する場所でもない。
それぞれが、その場で思い思いに太鼓を叩く。
時々、輪の中心に「ファシリテータ」と言われる「案内役」が登場する。
この案内役に乗せられて、音を大きくしたり小さくしたり、早くしたり遅くしたりとまったり。
そうしているうちに、その日の参加者全員で一つの即興音楽ができあがっていくから不思議。
ファシリテータの案内をきっかけに、お互いの音やリズムを自然と感じ合っていく。
このようなドラムサークルの創始者といわれるのが、アメリカ人のアーサー・ハル氏。
今回、愛知万博でドラムサークルをするために来日している。
そして、なんと!愛知の後は、松山にも来ることに!!!
大型連休中の30日、アーサー・ハル氏を招いて行われたドラムサークルには
参加者100人以上!
私はスタッフとして受付を手伝いつつもしっかり「参加」
パワフルだけどあったかいアーサーハル氏のファシリテートに感動・・・。
ドラムサークルの目的は「コミュニケーション」を高めること。
音楽の知識や技術を高めるところではない。
自分の体の状態や能力に合わせて、
思い思いのペースで演奏に参加できることから、
医療機関や教育機関で取り入れられたり、
企業の研修に取り入れているところもあるとか。
「コミュニケーションとは」なんて講義を受けるより、
一度そのメンバーでドラムサークルやってみる方がコミュニケーション能力が高まるかも。
日本でも徐々に「ファシリテーター」が増えつつある様子。
私もいつかなりたいな。