いちえの「空飛ぶ声のBlog」

日々のあれこれ。

出会った時が買い時

首都圏生活4ヶ月。 明らかに変化したことの一つは、読書量が増えたこと。 読書と言っても、エッセイなどの軽い本が多いのだけれど、 松山にいたときよりも読む量が増えたのは確か。 理由はもちろん電車に乗っている時間が長いから。 松山にいた時の移動手段は「自転車」「車」「バイク」のどれか。 もちろん自分で運転する。 読書は出来ない。 元々、本を読むことは嫌いではないので、 読書量が増えたことは嬉しい変化なのだけれど、 なにしろ、ちりも積もれば・・・でお財布に響いてきた。
お気に入りの本は買って読みたい主義だった。
買って読むからこそ、好きな作家の応援をしている気にもなれる。
図書館で借りたり、古本屋で買ったりしたのでは、作者になんのメリットもないではないか。
などと考えていた、いや考えているのだが、
そういって全く読まないよりは借りたり古本屋で買ったりしてでも読んだ方が作者は喜ぶはず、だと考えることにした。

自分の中で納得がいったら行動は早い。
それから「ブックオフ」に通うようになった。
文庫はもちろん、ハードカバーもうまくいけば105円で手に入る。
文庫本の新刊1冊の値段で5冊も手にはいるのだ!
さらに、新刊の並ぶ本屋では目につかないような本も目についたりする。
思っていたより、本の状態も良い。中にはこれは積ん読されていただけだろうという新品同様のものもある。
なかなか良いではないか。すっかり古本に依存するようになった。

そんなある日、知人とランチを取りながら最近感動した本の話になった。
私もすぐに読みたくなり、ランチ後、知人と別れるとすぐ近くの本屋に入った。
その本は新刊ではなかったが、文庫本ですぐに見つかった。
あまりにあっさり見つかったので、ブックオフにもあるだろうとそこでは買わずに店を出た。
その日、夕方からの仕事先の近くにあるブックオフに入って、同じ本を探すが、無い。
普通の本屋と違って、在庫は買い取りに依存している以上仕方がないだろう。
やっぱり新しいのを買うかと帰りに家の近くの本屋に寄ってみた。
無い。
翌日、図書館で借りてみるかと、地域の図書館に行ってみた。
「本日は閉館しました」

本は出会ったときが買い時なのだ・・・。