台風の時、気になる情報
台風の時に、今、一番気になるのは交通情報だ。
電車が止まると、時間までに仕事に行けなくなる。
四国に暮らしているときは、台風が来ても、交通情報はあまり気にしたことがなかった。
交通機関のことよりも、台風の大きさや速度、雨の量、進路が気になった。
雨戸を閉めた方が良いかとか、植木を中に入れるかとか、
物干し竿をおろしておいた方が良いか、とか、懐中電灯を用意しなきゃとかそういう事だった。
もちろん、仕事上では交通機関のことも気にしていた。
JRが運休になったり、高速道路が通行止めになったりすると
「ラジオ上乗せお願いします。」とニュースデスクから呼ばれ、
全国放送の番組の途中で「番組の途中ですが交通情報をお伝えします・・・」と四国向けに放送していた。
多くの人に影響が出ることも知っていた。でもどこか他人事だったんだろう。
私自身も、知人達も、JRが運休になっても伊予鉄が運休になっても
「帰れなくなる」or「仕事に行けなくなる」という人は、ほとんどいなかったからだ。
ところが、首都圏だと「仕事に行けない」「帰れない」という事が、身近にある。
まだ首都圏生活半年にも満たない私でさえ、
既に何度か「帰れないかも」「行けないかも」という事を経験している。
思っていた以上に、電車は簡単に止まる。
数日前も線路が大雨で冠水し、私鉄が止まっていた。
今日は、踏切事故のため、止まっている時間があったようだ。
しばらくダイヤも乱れていた。
地震の時も、止まった列車の中にいた。
列車が止まったからと言って、簡単に他の交通機関で行ける距離じゃない。
歩くなんて、まず無理だ。
帰宅難民はスーツを着たサラリーマンのおじさん達だけの問題じゃない。
大雨、台風、地震等々、何かある度にまず交通機関の影響を調べるようになった。
今日も出かける前に、交通情報を調べている私がいた。
そんな私を「首都圏生活、小慣れてきたな。」と思った。