いちえの「空飛ぶ声のBlog」

日々のあれこれ。

非行猫

最近、愛猫ナツの凶暴ぶりが増している。

ちょっと構ってもらえないと、突然飛びかかってくる。

さらにガブッ・・・。

半袖のシャツから出ている腕に向かって飛びかかってくるからたちが悪い。

いつもどこかにみみず腫れができている。

完全室内飼いだし、こっちに来てから部屋が狭くなったし、

ストレスがたまっているのかも知れない。

ナツの行動を見ていると、

「あんたは非行少女かっ!」って思う事がよくある。

私がテレビやMacに夢中になっていて、

構って欲しいのに構ってもらえないとき、

わざと悪い事をする。

テーブルや流しの上に上がってみたり、カーテンに登ってみたり。

で、私が「こらっ!」とナツの方へ行くと、喜んでじゃれついてくる。

いいかげん怒り疲れた。

それに、悪い事をする=遊んでもらえると学習されても困る。

ここは「気がつかない振りをする」作戦に出てみた。

テーブルに登っているのに気がつかない振りをする。

本当は視界に入っているのに、入っていない振りをしてMacに向かい続ける。

すると「わぉーん、わぉーん」とテーブルの上で鳴き続ける。

「ほら、私悪い子でしょ、怒ってよ」と言わんばかりだ。

テレビドラマなんかの話だが、ちょっとした非行少年や少女が万引きをした理由に

「かまって欲しかった」というのがある。

「どうせ、かあちゃんたちは俺の事なんてどうでもいいんだ」という台詞を残して。

私もかつてちょっとスレた感じに憧れた事もある。

ちょっとスレた風に行動した事もある。

でも、それは「なんとなく不良がかっこいい」と思っただけで、

テレビドラマなどの「大人の気を引きたくて悪い事をする」という気持ちはわからなかった。

でも、最近、猫のナツの行動を見ていると、わかる気がする。

「気を引きたくて悪い事をする」というのはとっても動物的で素直な行動なんだなと思う。

それが「怒られる」という方法だったとしても、怒られる=自分の事を構ってくれてるんだもんな。

私は子供を育てた経験はないけれど、

猫でこんなに苦労してるんだから、人間の子供となると、もっとデリケートなんだろうな。

ああぁ、もし、私が子供を持つ事があったら、ぐれそうな気がしてきた。