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あこがれの練馬

中学生くらいのときから思っていたこと。

「もし東京で暮らすことがあったら練馬に住もう」

理由は簡単。

当時、大好きだった(今も好きだけど)新井素子さんが著書の中で

ありとあらゆる練馬の魅力を語っていたから。

今、手元に本がないので正確なことはわからないけれど、

23区内でありながら、自然が豊かで生活にも便利・・・そんな事だったと思う。

今日、そのあこがれの練馬に初めて行ってきた。

駅を出ると、いきなりの突風。

目的地までは徒歩10分あまり。

地図を見ながら目的地に向かって歩き出すも、向かい風がきつく、飛ばされそう。

家を出たのがお昼前、練馬に着いたのがお昼過ぎで

お腹も空いていたので、途中のコンビニでおにぎりとあったかい飲み物を買おうと思っていた。

・・・徒歩13分。目的地に着いてしまった。

コンビニはなかった。

予定の時間より早くついたので、付近をうろうろして見るもコンビニの看板は見あたらない。

決して田舎な訳ではなく、住宅やマンションも建ち並んでいる場所。しかも大通り沿いなのに。

さらに歩くと100円パーキングの看板に目がとまった。

「20分100円、夜間は60分100円」

おおっ、松山並みだ。

なぜか嬉しくなり、コンビニを探すのをあきらめて目的地に戻ることにした。

練馬に来たのは友人の演奏会を聞くため。

小さなホールで開かれた演奏会は、とてもなごやかで楽しく、質の高い物。

ここのところ、落ち込み気味だった気持ちが上向きになった。

行って良かった。ありがとう。友よ。

あこがれの町練馬は、「突風の吹く寒い場所」「コンビニが見あたらない場所」という

極端に偏った印象になりそうだったけれど、

「コインパーキングの安い所」「楽しい演奏会を聞いた所」にもなった。

ほんの数時間の滞在だったけれど、

中学生の頃のあこがれの町へ行けたのは、ちょっとだけ嬉しい気もする。

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