いちえの「空飛ぶ声のBlog」

日々のあれこれ。

サプライズ

オペレッタ「こうもり」を見に行った。

友人がぴあでチケットを手配してくれた席は、なんと最前列だった。

クラシックの演奏会で、最前列はあまり良い席ではないとされている。

が、このオペレッタに関しては大正解だった。

クラシックとは言っても、音楽がクラシックに分類されるだけで、

どちらかというと「音楽付き喜劇」だ。

喜劇の役者がえらく歌がうまく、

音楽も生のオーケストラという、ちょっと贅沢な喜劇

と考えてもらった方が良いかもしれない。

(歌い手は二期会の方々、オケも東京フィルハーモニー管弦楽団とどちらももちろん一流)

とにかく歌い手の唾液が届きそうな最前列で涙が出るほど笑った!

登場人物の中で、「侯爵」と「牢獄の看守」がうり二つだという設定になっている。

事前に配布されていたチラシには「侯爵」役には名前が入っているが、

「看守」役の名前は「謎の人物ミスターX」になっている。

当日のプログラムを見ても名前がのっていない。

このことに気づいたのは一緒に見に行った友人なのだが、

舞台に登場した「侯爵」役の衣装&髪型を見て、私と友人の意見は一致した。

出てきた侯爵はまるでデーモン小暮の様だったのだ。

「きっっとサプライズでデーモン小暮が看守役として出てくるに違いない!」

私と友人は期待して待った。

大爆笑&大拍手&ブラボーの嵐の中、公演はラストを迎えた。

私も友人も公演内容に大満足だった!

しかし・・・出てこないのだ。デーモン小暮が・・・。

カーテンコールに入った・・・・

・・・出てこない・・・

アンコールの演奏が盛り上がった・・・・

・・・・出てこない・・・

最後にちょろっと・・・・

・・・・出てこない・・・・

どうやら、サプライズを期待しすぎてしまったようだ。

そうだよなぁ。

サプライズの期待は裏切られたが、そんなことはどうでも良いのだ。

それくらい公演は本当に素晴らしく、面白かったのだ。

終了後は近くのお店で友人と二人飲んだお酒は一段と美味しかった。