いちえの「空飛ぶ声のBlog」

日々のあれこれ。

揚琴コンサート

沈兵さんの愛媛でのコンサートは、

愛媛県美術館の講堂、東温市の川上小学校、松山三越で行われた。

中国各地での反日デモについて報道が頻繁に行われた直後の時期に、

なぜわざわざ中国人の演奏家を招いてコンサートを開くのか、疑問の声もあるかもしれない。でも、私はこの時期だからこそよかったと思う。

特に川上小学校での演奏は、全校児童と保護者の前でのコンサート。

近い国だからこその共通点や、近い国だけど違う点、揚琴の音色から中国の文化の一部を感じてもらえたと思う。

子ども達の中の種は小さな小さな種かもしれないけれど、

いつかまた中国の文化に触れるとき、プラスに働くのは間違いないと思う。

東温市は、中国との交流に力を入れていこうとしている市。

それも行政ではなく、市民団体の手によって子ども達同士の交流を図っている。

今の時期、行政ではなく市民のこんな草の根の活動こそ、

国際的な摩擦を少なくするのだと思っている。