いちえの「空飛ぶ声のBlog」

日々のあれこれ。

言葉で表現するということ〜子どものイヤイヤ期に思うこと

2歳8ヶ月。

イヤイヤ期真っ盛りの子どもと夕食を食べながらの会話。

 

「きょうママのところにだれがきた〜?」

「誰も来てないよ」

「ちがう!だれがきたってききよんの!」

「誰も来てないよ」

「ちがう!ちがう!だれがきたってききよんのよ〜もー‼︎ギャー」(大泣)

 (※ききよんの=きいてるの)

「イヤイヤ期」は別名「ちがうちがう期」だなあと思う今日この頃。

 

なにか聞きたいことか

答えて欲しいことがあったのでしょう。

でも、2歳8ヶ月の言語力では伝えきれずに

「ちがう!ちがう!」で爆発なのかもしれません。

 

結局、

何が聞きたかったのか

どういう答えが欲しかったのか

わからないままです。

 

言葉で自分の中にあるものを表現するのは

大人になっても難しいですよね。

 

むしろ、大人だからこその難しさもありますね。

言葉がわかっている前提で話すからこそ

本当に伝えたいことが伝わっていないこともしばしば。

 

大人の伝えたつもり、

わかったつもりは…

イヤイヤ期の子どもより

やっかいかも。

 

自分の中にある考えや気持ちを

他人に伝えるためには、

「言葉」は

とても有効な表現の手段だけど、

 自分の中にあるもの全てを表すことはできないだろうと思います。

 

でも、「全て」 をわかってもらえなくても

やっぱりできるだけわかってもらいたい。

 

このような

「わかって欲求」は人の基本的欲求じゃないかなと思っています。

 

最近、

受験生の小論文や面接の個人レッスンが

多くなっているから余計にそんなことを考えてしまうのかもしれません。

 

思っているように表現できず困っている受験生の

伝えたいことを読み解いて、

インタビューで掘り下げて

「こういうこと?」と言葉でまとめると

パッと明るい顔になって、

みるみるイキイキしてくる。

その瞬間に「わかって欲求」が満たされるのでしょうか。

 

「考え」を伝わりやすい形に整えるには、ある程度の訓練が必要。

 

アナウンサーとして、ライターとして、

プロとして「言葉で伝える」ことに向き合ってきたけれど、

イヤイヤ期の子どもと

受験生から

人は誰でも多かれ少なかれ

「言葉を駆使して自分の思いや考えを伝えたい欲求がある」

と気づかされました。

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子どもがえほんのよみきかせをしてくれます。 

 

 キッズアナウンス教室 10月21日(土)10:30~11:30 
松山市男女共同参画推進センターコムズ視聴覚室A
松山市三番町6丁目4−20
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